不倫は、やめなくてはいけないと思っていながらも不倫をやめることができなくて悩んでしまっている女性がとても多いのです。不倫をやめたいと思っているのにやめられず、辛い思いをしている人が不倫をやめるにはどうすればいいのでしょうか?

不倫をやめたいのにやめられない時の対処法

予約がとれない心理カウンセラーとして人気の根本裕幸さんにお話をお伺いしてみました。

【根本さんのお話】

不倫をやめられないのは不倫が必要だから

「不倫をやめたいのにやめられないというのは、不倫をやめると自分にとって不都合な事が生じる事が必ずあります。例えば、不倫をやめると一人ぼっちになってしまうとか、寂しい気持ちになってしまうとか心の拠り所に不倫相手の彼がなっているというケースが多いのです。

例えば、略奪婚をして絶対に結婚をしたいと思っていなかったとしても、心の支えや寂しさを埋めるという上で不倫がその人にとっては必要な状態になっています。

だから不倫をやめたいと思っていてもやめることができません。

不倫をしなくてはいけない理由が必ず不倫をやめたいと思っている女性にもあります。その為不倫をやめてしまうと、拠り所がなくなって困ってしまってさぁどうしましょうという状態になってしまいます。

その為に不倫にハマってしまっています。不倫しか出来ない人もいれば不倫は絶対に嫌と思っていても何かできごとがあった時に揺らいでしまうということもあります。」

不倫をやめる事ができないのは不倫サイズがちょうどいいから

「離婚後や大失恋のあとは不倫にハマりやすいことがあります。このケースは、恋はしたいけれども、恋愛に対して深入りをしたくないと思っているような状態の時に、不倫というサイズの恋愛がちょうどいいのです。

男性不信に陥ってしまった場合も、既婚者の方がそこまで考えなくて済むので、不倫がちょうどよいと感じることがあります。

あとは、自分に自信がない女性の場合は、自分がNO1になる自信がなく、1対1の恋愛が怖いので奥さんがいるくらいの恋愛がちょうどよいと思っていることもあります。ビジネスでもNO2理論というのがありますが、社長のように矢面にたつのではなく、専務や副社長くらいのNO2のポジションを居心地が良いと感じる人がいます。」

先のない恋愛が良いから不倫をやめられない

「不倫は先のない恋愛だと言われますが、先をみたくないから不倫を選ぶという人もいます。現代は自立をしている女性も多いので、将来は海外で生活をしたいと考えているような場合など自分の夢ややりたいことがあると、そこに恋愛をして結婚や出産がはいると自分の夢を達成できなくなるので、困ってしまいます。

そんなときに先のない恋愛である不倫は都合が良いのです。結婚や出産となると家にしばられてしまったりどうしても女性に負担が大きくなるので、やりたいことをやれなくなってしまうという危惧で不倫関係が便利というケースがあります。」

育った環境と不倫をやめる方法

「実は、自分が育った環境と不倫というのは密接な関係があります。自分のお父さんと距離がある女性というのは、不倫相手にお父さんの代わりを求めることもありますし、母子癒着と呼ばれるお母さんにべったりという人やお母さんが病弱でお母さんの優先度が高い女性も不倫にはまりやすいのです。

実家が1番になってしまって、恋愛が2番になるので、同じく2番目でいることができる不倫が居心地が良いというようになります。また、精神的に親離れが出来ていない人は、親の住んでいる場所から遠くに住みたくないので、結婚が嫌だなと思います。不倫の場合は、そのようなことを考えなくても良いので居心地が良いのです。」

不倫をやめる方法は自分を主人公に

「まず自分が不倫をやめられない、不倫が必要な理由を考えてみようと自分を主人公にしてみて考えてみてください。基本的に、自分が彼にとって都合のいい女なんだと感じる時は、自分が彼を実は都合のいい男だと思っている事が多いんです。

その自分が、都合がよいと思うようなところは一体どこなんだろうというように考えます。結果的に、不倫をしているということは自分が不倫を受け入れているということになります。自分にとって不倫が都合が良いと思う理由は何?というところを考えてみると不倫がやめられない理由が分かるようになります。まずはそこからがスタートです。」

というのが根本さんのお話でした。不倫は辛いからやめたいのにやめられないと悩んでいる女性が多いのに、実際は不倫が自分にとって都合がよい理由があるからこそやめられないというのは驚きです。

不倫をやめたいのにやめられないと闇雲に考えるのではなく、根本さんがいうようにまず不倫が自分にとって都合がよいものだとしたらどういうところが都合が良いのだろうか?と考えることで、自分の人生を客観的にみることができ、新しい発見と今後より生きやすくなるきっかけがみつかるかもしれません。