愛人に対して「愛している」と言いながらも、なかなか離婚をしない既婚者の彼は本当に愛人の事を愛しているのでしょうか?どのようにして見分けることができるのでしょうか?不倫に悩んでいる方専門カウンセラー新井優子さんにお話をお伺いしました。

なかなか離婚しない彼の本音は態度で分かる

なかなか離婚しない彼が、本当に愛人の方を愛しているのか?は、彼の言葉ではなく行動に表れていると思ってください。言葉ではいくらでも嘘をつけますが、行動は嘘をつけないからです。口では常に「愛している」と言いながらも、デートの約束を当日になって、悪びれもせずドタキャンばかりする男性は愛情がそれだけ薄いと判断できますし、「愛している」と言葉では表現してくれなくても、一生懸命会う時間を作ったり連絡をしてくれる男性は、愛人の事を愛しています。

言葉よりも行動を見るというのは、具体的にいうと愛人の気持ちを優先してくれるのか?という事です。

愛人の為にどれだけ既婚者の彼が一生懸命に動いているか?というところに、愛情のバロメーターが出ているのです。

例えば愛人が『今日電話がしたい』と既婚者の彼に言った場合、『ごめん。今日は無理だけど、〇日ならできるよ』というように、たとえすぐに望みがかなえられなくても、なんとか彼女の望みをかなえようと、他の日を提案し調整します。その場合は、なかなか離婚しなかったとしても、彼は愛人に対して愛情があると思います。

愛情が薄い既婚男性を本気にする方法

デートはドタキャン、自分のペースに合わせるよう強要するというような、愛情の薄い人を本気にしたいと思う女性がどれだけいるのか?わかりませんが、自分に対して愛情が薄いと感じる男性を本気にする場合は、まず遊ばれてもよいという覚悟が必要です。

明らかに大切にされていない、背中を向けている人をこっちに向けるのは簡単ではありません。遊ばれる覚悟を持ってどっしり構えるくらいでいる事が大切です。
そのためには

  • 自分を癒す時間を作る
  • 既婚男性だけでなく自分も優先する
  • 既婚男性に甘えてみる
  • 既婚男性をほめて彼の承認欲求を満たす
  • 既婚男性の言いなりにならず、無理なお願いはちゃんと断る

このようなことを行って、駆け引きをしつつ自分を大切にして既婚男性を本気にしていくことです。

本気で愛してくれない既婚男性を好きになる理由

本気で愛してくれない既婚男性を好きになるのは、前提として自分は愛されない女性だと思っているのです。

あえて本気で愛してくれないような既婚男性を選びます。

自分に対して冷たくする男性を追いかけて【やっぱり自分は大切にされないんだ】ということを確認したいのです。

このタイプの人は、過去の恋愛でも、すごく優しくて大切にしてくれる男性の事はあまり魅力的に思えず自分から振ってしまい、借金を抱えていたり、暴力をふるような男性を魅力的に感じ付き合います。そして振るのは男性の方だったりします。

そういう男性とは、長く関係が続きますので何年も悩み苦しむというパターンを繰り返します。また、ダメンズとと付き合う事で、苦労や嫉妬をたくさん体感します。そうするのは、苦労したご褒美として幸せがあるという無自覚な思い込みを持っている場合があります。

それは常に幸せは、苦労の先にしかないと思っている状態です。幸せになるためには、まずは苦しまなければいけないので自ら苦しみに向かっていくのです。普段から幸せだなと思えるものなのです。

苦難の先に幸せがあるの?

実際に、幸せというのは障害を乗り越えたその先にあると思っている愛人の方がいました。そうすると、既婚男性の奥さんに不倫をしていることがバレてしまって、“もう会わない”という内容の誓約書を書かされたり、次から次へと問題が起こっていました。障害を引き寄せるので、当然既婚男性ともなかなかうまくいかなくなります。

障害の先にあると思っている大きな幸せを求めてすんなり上手くいかないように、自分で苦難をつくりだしてしまうのです。自分は楽に幸せになってもいいと思えていると、ダメンズと付き合う必要も苦労もいらなくなります。

自分の価値観や前提をじっくりみてみると、自分の本当に望んでいる人生がわかります。幸せになってよいと自分に許可を出している人は、なんなく幸せになっていくのです。