不倫をしている人がうつ病になるというのは、実は珍しい事ではありません。これは不倫をしていた既婚者の人もうつ病になることもありますし、不倫をしていた独身側の方がうつ病になることもあります。

というのも、実は不倫をする根本的な心理とうつ病になる根本的な心理というのはとても似たところがあるからです。

不倫をされた側の人にとってみれば、不倫をしていたくせに鬱になるなんてと怒りをおぼえるかもしれませんが、実は、不倫をしている人の中でも真面目で頑張り屋な人ほど不倫うつになりやすいのです。

不倫をしている人が真面目

というのもピンとこない方もいるかもしれませんが、実は真面目でいい人ほど不倫をすることもよくあります。

むしろ、真面目でいい子でいなくちゃいけないと思っていると苦しくなって、表の自分を保つために、裏で自分が悪いと思う事をやらなくては表の自分を保っていけなくなってしまう為に悪い事の一つとして不倫を選択するという心理が存在しています。

過去に、男性の育休休暇推進を掲げていたような議員が実は妻の妊娠中に不倫をしてしまっていたというのも、このような心理もあると考えらます。

これは本人も無意識なのですが、不倫をするというのは不倫がその人にとって何かしらの理由で必要な状態であることは間違いありません。

このようなことも踏まえて、不倫とうつ病の関係をみてみましょう。

不倫とうつ病の類似点はここ!


不倫をしている人とうつ病になってしまう人にはとても似ている点があるというお話を最初にしましたが、実は不倫をする人もうつ病になる人も必ず持っている心理があります。

それは
こんな自分じゃダメ
というような気持ちです。

心理学の用語では
自己肯定感
というような言い方もしますが、不倫をする人はほぼ100%ありのままの自分を自分で価値があるとは思えていません。

えっあんなに成功している社長も不倫してるじゃん

と思うかもしれませんが、実はありのままの自分では価値を感じられないので、結果的に仕事などを頑張って成果をあげて周りにすごいと思われる事でその気持ちを埋めようとしている人も多いのです。

その為、成功者だったとしても、ありのままの自分に価値を感じられず、今度は不倫をしている人もたくさんいます。そして本人も意識していない深層心理として、

  • 既婚者なのに若い女性と付き合えてすごいと思われたい
  • 家庭の中で妻が自分の事を尊重してくれないので尊重してくれる女性が欲しい
  • 表のいい自分を保つために裏で悪い事をしてバランスを保ちたい

このような深層心理が隠されています。

また既婚者の女性が不倫をする場合は、
・夫との関係がセックスレスになっている
・夫が家事をやって当たり前だと感謝をしてくれない

このような心理が基本となっていることが多いのですが、これも自分で自分に価値がないと言う気持ちがもともと強いので、セックスレスになってしまうと、女とも必要とされていないような寂しい気持ちが自分に自信がある人よりも強く感じます

家事をやっても感謝されたり喜ばれたり当たり前だと思われると、イライラしたり自分が認めてられないと思うのも、自分に自信がない人の特徴なのです。

そうなると、他の人でそのこころの穴を埋めないとどうしようもない状態になってしまったり、他の人がその心の穴を埋めるようなことをいってくれると自信がある人には想像もつかないような大きな高揚感が生まれます。

独身女性や独身男性で不倫にハマってしまう人というのは、夫や妻がいるのに自分が求められるということに対して、大きな高揚感がうまれてそこから抜け出せなくなってしまうという傾向があります。
これも、本来自分に自信がある人であれば、ここまで大きな高揚感は生まれず、不倫にはまることもほとんどありません。

うつ病になってしまう人の特徴

うつ病になってしまうと、身体が思うように動かなかったり、無気力になってしまうのですが、この心理も実は、自分なんかだめだと自分を責めてしまう人が起こりやすいのです。

頑張っているのに、もっと頑張らなきゃ自分はだめだと無意識に自分を追い込んでしまった結果、消えてなくなってしまいたい気持ちになってしまったりしてしまいます。

不倫をして周りからも責められて自分も自分のことを責めつづけて、結果的にうつ病になってしまうということが起こることもあります。

また不倫の場合は、一緒にいるときと離れている時の寂しさの気持ちの上下が大きすぎることも、心が疲れてしまいやすい原因になります

このように、不倫をする人とうつ病になってしまう人の共通点として、
ありのままの自分を自分で認められない、好きになれない
という特徴があります。

もしくは、親に無理やり生き方を制限されていて、本当に自分がやりたいことができていないときも、自分がやりたいことができないというときも、無理しているのでその分心はとっても疲れてしまいます。

とっても疲れた状態なので、動かなくていいように身体がストップをしてしまうようになります。もともと似た心理が原因になっているので、不倫をする人がうつ病になるというのも実は自然なことになります。

不倫もうつ病も直していく方法とは!?

これは、簡単な作業で、実はありのままの自分を自分で認めて好きになっていく作業をしていくと、心も楽になることが多くあります。

周りの人に自分のいいところを言ってもらった時に
そんなことないよ
と否定してしまうのではなく、笑ってありがとうと受け止めてみる。そして毎日自分はこんなところが素晴らしいんだとお友達が認めてくれたいいところを自分で自分にいいきかせるようにしたり、小さなことでもできた自分を褒めるでもよいでしょう。

  • お風呂に入れた
    今日、起きて歯ブラシした

一歩一歩自分がやったことを、毎日自分で今日もこれもできて偉かったなと自分褒めの状態を作っていくことで、少しずつありのままの自分を好きになっていくことができます。

もちろん、一気に状態がかわるわけではないので、この自分を褒めるという作業も最低1ヶ月は続けてみてください。

とにかく、毎日今日も偉かったねと自分を褒めてありのままの自分を好きになっていくとうつ病も改善していくことが多いですし、不倫でお相手の方に執着していくということもなくなっていきます。