既婚者と恋をしている人は、辛くて苦しいと悩んでいる方が多くいます。今回は、どうして既婚者との恋が、辛くて苦しいと感じてしまうのか?また不倫恋愛がつらくて苦しいという思いから解放される為の方法について、不倫に悩んでいる女性の専門の心理カウンセラーである新井優子さんにその理由と方法について教えていただきました。
既婚者との恋が苦しいのは制約のせい
【新井さんのお話】
不倫恋愛が苦しいと感じるのは、制約があるからです。制約があるということは、自分が我慢をしなくてはいけないことが多く出てきます。その結果、不倫恋愛が苦しいという状態になります。
相手が独身であれば、いつ連絡をしてもよいですし、お互いの予定が合えば簡単に会う事ができます。
けれども、相手が既婚者の場合はなかなかそれができません。その為に我慢をしなくてはいけないので、つらくて苦しく感じるのです。
不倫=苦しい
そう思うことがそもそも間違いかもしれません。不倫をしていないカップルがもれなく幸せか?というと、違うと思います。既婚者と恋をしているような私は幸せになれないと思うのではなく、既婚者と恋をしているような私でも幸せになってよいと今の自分を認めてあげる事が大切です。
既婚者との恋を苦しくする我慢とは
これは独身女性で既婚者と恋をしている人も、ダブル不倫の場合でもいえることなのですが、彼から言われたわけではないのに、勝手に『この時間帯は連絡をしない方がいいだろう』と決めつけて連絡をしない人もいます。
自分で勝手に我慢を増やして余計に既婚者との恋を苦しくさせているのでそういう人は我慢しないで連絡してみてください。
奥さんと一緒だから連絡をしてはいけないだろうと勝手に決めつけるのではなく、まずは思い切って連絡をしてください。
社内不倫をしている人が連休中ずっと彼に会えなくて苦しい、けれども奥さんがいるから、返事はないだろうし連絡もしてはいけないと思っていた方がいらっしゃいました。
『決めつけず我慢せず、連絡してみて』
と彼女に言って、彼女は素直に
『連休中は会えなくて寂しいです。けれども休み明けにまた会えるのを楽しみにしています』と連絡をしました。
そうすると彼から返信が返ってきました。彼女はこんなことだったら、もっと早く連絡をすればよかったと言っていました。
このように、自分で勝手に我慢をしている人が多くいます。まずは我慢をしないで自分の気持ちに素直になって行動してみて、既婚者の彼から駄目だといわれたらその時考えるようにするだけでも、苦しい時間が減りますよ。
既婚者との恋が苦しいのは長女が多い
既婚者との恋で辛くて苦しいと思ってしまうのは圧倒的に長女が多いです。長女は、我慢をするという事が、当たり前になって染みついてしまっているからです。物わかりがいい子になって、周りの気持ちを察して迷惑をかけないようにしてしまいます。
もちろん長女ではない方もいるのですが、そういう人の場合は長女が長女らしくなく自分が長女のような役割をしていたという人です。
我慢をしないけど不倫相手の彼に愛される
我慢をしなくてよいといっても、『なんで奥さんのところに帰るのよ!』と彼に怒りをぶつけるのは違います。
『なんで奥さんのところに帰るのよ!』と彼のことを責める言葉の奥には『もっと一緒にいたい』『寂しい』という気持ちが隠れています。彼のことを責めてしまうのではなく、奥にある本音の言葉を彼に伝えるようにするということが大切です。
自分の本音を言うのは、「相手から拒否されたらどうしよう」と思うと躊躇してしまいがちですが、『なんで奥さんのところに帰るのよ!』と責める言葉を言ってしまう方が二人の関係を悪化させてしまいます。
逆に、『もう帰っちゃうんだ、寂しいな』と言われて、『寂しいなんて思うな!』と怒る人は、ほとんどいないと思います。普通は『ごめんね』などの言葉が返ってくるはずです。
不倫で辛い気持ちを楽にするためには、そうやって自分の奥底にある気持ちを彼に伝えていってください。本音は伝わりやすく、しかも言った方もとてもスッキリするのです。
既婚者との恋の未来の事を考えると不安な時
不倫をしていて、将来ずっとこのまま一人なんじゃないか?と思うと不安になるという人がいます。けれども、未来の事は今まだ起こっていないので、誰にも解決することができません。
このように、解決できないことをずっと考えているのは、辛いですよね。未来の事をかんがえるのではなく、今にフォーカスすると気持ちが楽になります。
未来は起こっていないことなので、今彼と一緒にいられる。そして彼と一緒にいることが幸せという事に意識を今に集中させてくださいね。
既婚者の彼からLINEの返事がなくて辛い時の対処法
LINEの返事がなくて辛い時は普段やらないことをやることによって、考えない時間やスマホを見張らない時間を増やすのがおすすめです。LINEが来ないのはなぜ?と思ってしまうと、妄想で色々考えてしまいます。料理や掃除などで気を紛らわそうとしても、普段することであれば負の意識が勝って彼のことを考えてしまいます。
そんな時は、普段やらないようなこと、ちょっと難しいことをあえてしてみてください。右手でペンを持つときに、右利きの人は特に意識をせずに右手でペンを持てますよね。けれども、左手でペンをもつとなると、意識して左手でペンをもつと思います。
このように普段やらないことをやると、意識を集中させるので負の思考のスイッチが自動的に入りにくくなります。
ずっとマイナスなことをぐるぐる考えてしまう人が、普段いかないスポーツジムにいってみると思いのほかハードで余計な事を考える暇がなかったという人もいます。
このように、自動的に彼の事を考えてしまう思考のスイッチが入らないよう普段やらないことをやって、そのやっていることに集中する。彼のことを考える時間を少しでも減らして目の前のことだけ意識すると楽になります。
いきなり彼のことを全く考えないということは恐らく難しいので、考えない時間を与えて思考をお休みさせてあげるということですね。
また寂しいと思う事を、好きなんだからそう思って当然だよねと自分の感情にOKを出してあげることも大事です。不倫なのに会いたいと思ってしまう自分は駄目だと責めてしまうと、余計にそのことしか考えられなくなってしまうので、そう思う自分を許してあげてください。