不倫をしていると、独身の女性は、『私はひとりぼっちなのに彼は結局奥さんのところに帰る』というように嫉妬をしてしまったり、既婚の女性であれば、家庭に恋愛がないことを既に知っているので、独身女性のように彼の奥さんに対して嫉妬をすることはあまりありませんが、他に女性がいるのではないか?と不安になってしまいます。

このような、不倫をしている女性特有の嫉妬の対処法について、不倫をしていて悩んでいる女性専門のカウンセラー新井優子さんに教えて頂きました。

不倫をしている女性が嫉妬で辛いのを楽になる方法

どうすれば嫉妬から解放されるのでしょうか?それぞれのケースに従って教えてもらいました。

不倫で起こる嫉妬の種類

不倫で起こる嫉妬の種類をご紹介します。

【新井さんのお話】

 

ダブル不倫で嫉妬する女性のケース

ダブル不倫で嫉妬をする女性は、自身の経験から家庭に恋愛がないということを分かっているので、奥さん以外の女性に対する嫉妬が多いです。

自分がSNSを通じて彼と再会して、そこからダブル不倫が始まったという場合、不倫相手の彼が他の女性にSNSを通じて連絡をしているだけでも『もしかしたら浮気しているの?』と妄想から嫉妬して不安になってしまう事があります。

けれどもそういう時は「それって本当のこと?」と自分自身に問いかけてみて下さい。

事実は「彼がSNSを通じて女性に連絡を取った」という、ただこれだけのことなのですが、自分の中で、連絡を取った=彼は彼女に好意があるはず=ということは私のことはもうどうでもいいに違いない。

このように自動変換されて、それがあたかも真実のように感じてしまっているだけなのです。独身女性の嫉妬は、やはり奥さんに嫉妬をしてしまうということが多いです。

不倫で起こる嫉妬から解放されるために

嫉妬から解放されて楽に生きるにはどうすればいいのでしょうか?

【新井さんのお話】

不倫の嫉妬は駄目と禁止しないことが大事

嫉妬してしまう自分は駄目だと思わない事が大事です。小さな子供って『しちゃ駄目よ』と注意したことほどしませんか?あれば実は人間の素直な反応です。

人間は、『駄目』と禁止されてしまうと、その禁止されたことを意識してしまう生き物です。禁止されればされるほど、その禁止されたことをしている自分自身を思い浮かべ、結局禁止されたことをしてしまうのです。

その為、

嫉妬=駄目なこと

と思ってしまうと、脳内にはずっと嫉妬をしている自分の姿が浮かんできます。まずは「好きなんだから嫉妬してしまうのは当然だよね」と嫉妬する自分に許可をだしてあげてください。

そうすると、「嫉妬をしてもよい」「嫉妬をしなくてもよい」という選択ができるようになってきます。

選択肢があると、どちらを選ぶかは自分で決められるので、少しずつ嫉妬をしなくなる時間が増えるのです。

無意識に不倫で嫉妬してしまう

嫉妬をする女性はそれだけ情熱的です。嫉妬をすることで自分がそれだけ彼を愛していると実感することができます。

嫉妬をする私=それほど彼のことを愛している私

と感じられるのです。

嫉妬でざわざわしたり、モヤモヤイライラしていると充実感があり、案外嫉妬も楽しくないですか?と質問するとそんなはずはない!と思われる方も多いと思います。実際に彼が自分の事だけをみてくれて、全く心配がなくなったらどう?

と聞いてみると、『なんかつまらない』と答える女性もいらっしゃいます。ジェットコースターに乗って、ドキドキハラハラするのが好きだと感じるように、嫉妬をすることで恋愛に刺激を求めている場合です。

本当に怖くてイヤだったら、ジェットコースターには乗りません。ジェットコースターが怖いけど、あえて乗るのはドキドキハラハラしたいから。
嫉妬したくないけど嫉妬するようなネタを探すのは、あえて嫉妬でザワザワモヤモヤしたいから。

そういう話をすると、納得されます。

嫉妬は我慢しないで嫉妬をしまくる

不倫をしていて、無意識に嫉妬をしてしまうという方は、もうとことん嫉妬しつくしたほうがいいですね。例えば悲しくて泣いていたとして、「24時間泣いていいよ」と言われてもそんなに長い間泣き続ける事はできません。

それと一緒で、今日は嫉妬をしまくるぞ!と思ってもずっとは続けられないので安心してください。ただし、嫉妬してもその嫉妬を彼にぶつけてしまってはいけません。

彼にそのまま嫉妬をぶつけると、彼との関係が悪くなってしまう可能性が高いのです。嫉妬の気持ちがわいた時、例えば車を運転する人でしたら、運転中に「ムカつくー!」と大声で叫んでみてください。それだけで、かなりすっきりします。

あとは、カラオケで発散したり、自宅で枕をパンチしてみたり、いらないお皿を割ってみたりとにかく嫉妬を出し切ってしまうと、すっきりしますよ。

嫉妬を禁止しないで嫉妬と上手く付き合う

このように、情熱的な女性にとって、恋愛をする上で嫉妬ってある程度必要なことなので、嫉妬をしないようにするのではなく、嫉妬と上手く付き合うという事が大事

です。

全く嫉妬しなくてすむ状況になると、時間の経過と共に何だか物足りなく感じるかもしれません。もしまた嫉妬を求めて嫉妬をした時は、彼にぶつけないで自分で解消して嫉妬すら楽しんでいきましょう。

不倫で嫉妬してしまう基本の心理

不倫で嫉妬をしてしまう人は根底に『こんな私じゃダメなんでしょう?』という劣等感を感じている人が多いです。人間は、自分が思っていることが正しいと証明したい生き物です。そのため『どうせこんな私じゃダメだと思われている』ということに対して証拠を集めようとします。

すると、いろんな現実が『こんな私じゃダメだ』ということにつながっていきます。事実がどれも、歪んでみえ全てが『私は本当にダメなんだ』と思ってしまうのです。

不倫で嫉妬から解放される方法

逆に彼がしてくれたことに注目をしてみてください。会いに来てくれるとか、連絡をくれるとか彼がしてくれることを思い出して、まずは50個書き出してみてください。

どんな小さなことだとしても、書いてくださいね。自分で感じる以上にたくさんあるはずです。

そうすることで、私って愛されているんだなと気付くことができるようになります。