不倫をしていて、本気で悩むと不倫を辛くてしょうがないと思うようになります。今回はそんな風に不倫が辛くて辛くてしょうがないというような苦しい状態の時に、どのようにすれば不倫をしている時に、辛い気持ちから解放することができるようになるのか?予約が取れない心理カウンセラーとして有名な根本裕幸さんにお話をお伺いしてみました。

不倫をしていて好きすぎて辛い気持ちから解放されるには

【根本さんのお話】

好きすぎて辛いのはどうして?

「不倫をしていて、好きすぎて辛いという気持ちをもう少し、自分で細かく見てみるということは大事です。

単純に好きすぎて辛いと思うだけでなく、具体的に何がそんなに辛いのか?という事をじっくり考えてみてください。

例えば、会いたい時に会えないという事が辛いのか?連絡を待つばかりで自分から出来ないということが辛いのか?寂しいから辛いのか?自分だけが置いてきぼりのような気持ちの孤独感が原因なのか?という事もあると思います。中には、自分が選ばれないということが自己価値を下げているからということもあります。」

すぐに辛い気持ちが楽になる方法

「考え方に関して、自分を主人公にするということが大事です。彼を選んでいるのも私だし、この恋をしているのも私という考え方です。また、この恋は自分で選択をして自分が恋愛をしているというように自分を主体に物事を考えてみると、気持ちが楽になってきます。」

好きすぎて辛いのは依存

「好きすぎて辛いという状態は、依存的な状態になっていて、相手待ちで主体性が相手になっている時が辛いという気持ちになっています。

自分じゃどうしようもないというように、親鳥の帰りをまっているひなのような気持ちになってしまうというのが辛い気持ちの原因になります。それを、私が選んでこの恋をしているんだよねと自分が主人公にすることで、気持ちが一気に楽になります。」

自分では分かっているつもりでも辛い

「そういう話をすると『私は自分で自分の事を分かっていますから』という女性がいますが、自分の事を分かっているようで分かっていないという人も多いんです。彼との関係の話を実際にしてみてもらうと『私が』という話ではなく、『彼が』『彼が』というように、彼が主人公になってしまっていることが多いのです。

そのように、主導権が彼になってしまっている時というのは、頭の中が彼でいっぱいになってしまっています。そして、アルコール依存症やタバコとおなじようにそのことしか考えられなくなってしまうというのが、この依存症の状態です。

そういう時は、まず『私が』というように、主語を自分に置き換えてはなすということをしてもらっています。主人公が彼になってしまっていることにも自分で気づけていないような状態ということになります。」

本当に自分が辛い気持ちから解放されるには

「本当は自分にとってどういう状態が心地よいのか?ということを考えるという事も考えてみてください。

中には、悲劇のヒロインに浸っている状態こそが心地よいと感じる人もいますし、自分が何をしたいのかもよくわからないから、『彼が』『彼が』というように、彼を自分の人生の主人公にしてしまっている状態が本当は楽だからそうしているということもあります。自分を主人公にすると、何かしたいのか?というような現実と向き合わなくてはいけなくて、そのことが辛いということもあります。

自分を主人公に置き換えて、彼と一緒に過ごす時間以外の時間を自分の好きなことにあててみたり、自分自身を取り戻す時間というのが必要になってきます。」

辛い依存症を強制的に遮断

「よくアルコール依存症などは、アルコールを遮断してくれるアルコール依存症を治癒させる施設がありますよね。薬物依存症なども同じように遮断する施設があります。けれども恋愛に関しては、依存的な状態になっても彼を強制的に遮断してくれる施設というのがありません。

時には、自分でたちなおるために、自分からしばらく彼からの連絡を一切遮断して、依存状態から立ち直るということも必要な時があります」

というのが、根本さんのお話でした。不倫でとにかく辛いという状態が実は依存症の状態であることがあるというのは、自分ではなかなか気づきにくいポイントなのではないでしょうか?

辛い状態から解放されるためにも、自分を主人公に考えて依存状態から立ち直ると、新しい幸せがやってくるかもしれません。